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超私的なささっと読めるブログ。映画編

時間がない人の為に個人的な解説、解釈を簡単に書いています。

『獣は月夜に夢を見る』の感想を一言で言うと、「美しく悲しい物語」

 はい

今日は

『獣は月夜に夢を見る』を紹介します。

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獣は月夜に夢を見る/DVD

 

上の画像は私が一番、印象に残ったシーンです。

下で詳しく後述します。

 

内容はある一人の少女が狼になっていくというものです。

実際にはあり得ない設定なのですが、ストーリーがスッと頭の中に落ちていきます。

 

私たちが日々持っている、葛藤や矛盾感がこの作品に色濃く反映させている事が関係しているのでしょう。

 

この下ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論から言うと、あの結末は納得しません。

これには賛否が分かれると思います。

 

ダニエルとくっつかないと、マリーは更に酷い心理状態になるというのは分かります。

ですがそれを踏まえても、この作品の流れ的にはそのパターンも有りだったんじゃないでしょうか。

 

私が考える結末はこうです。

 

ダニエルと最後、船の上で再開します。

そしてマリーとダニエルは一度キスをし、マリーは海に身を投げ彼方へと消えます。

 

このパターンだと作品の重厚感的にもマッチしますし、マリーの悲しみの深さも図りしれます。

 

彼女は自分が化け物に変化していく事に、只ならぬ不安を持っていました。

そりゃ誰だって化け物に変わっていくとなると、恐怖を覚えると思いますが、、、

 

とにかくその恐怖が嫌で、ダニエルに「化け物に変わる前に抱いて欲しい」と言います。

それが上の画像ですね。

 

行為の最中、彼女は自分の体が変化し始めた事をダニエルに言われ挿入を拒みます。

そこで分かりますよね。どこまで彼女が自身の体が変わっていくことに、恐怖を覚えていたか。

 

結局、SEXするんですけどね。

そんな中、彼女のお母さんが死にます。

 

というより殺されたのです。

彼女はそこで吹っ切れます。というより自暴自棄に陥ったと言う方が正しいかもしれません。

 

自分の体が変化していっているにも関わらず、父を振り切り職場に向かいます。

 

ここがターニングポイントだと思います。

彼女は自身の中に潜む化け物を隠そうとしなくなったからです。

 

当然、周囲の目は冷ややかなものです。

彼女はお構いなしに仕事をこなして帰ろうとすると、ロッカーに魚が詰め込まれています。

 

普通の人なら泣くでしょうが、吹っ切れ居ているマリーは意に介さずロッカーの掃除をして外に出ます。

 

するとマリーを虐める集団が待ち構えており、マリーを更に追い込みます。

もう自暴自棄に陥っているマリーは、自身の化け物を活用し難なく一人を殺してしまいます。

 

当然、仲間は憤怒しマリーを誘拐して船の中で殺そうしますが、呆気なくマリーに殺されてしまいます。

 

そして追ってきたダニエルと、抱擁して映画は終わります。

 

ここまで聞くと、マリーが最後ダニエルと離れても良かったと思うのではないでしょうか。

マリーはダニエルを愛している故という意味で。

 

この作品はストーリーもそうなんですが、世界観に引き込まれましたね。

とにかくマリーの孤独感を表すのが、とても上手いんです。

 

例えば自転車に乗っている所ですね。

一人で自転車に乗るのは、他人の存在がないという事です。

 

それはマリーという者が孤独という意味を持つと考えられます。

とにかく映像表現に長けた映画でした。

 

今日はそこまで

星10個中、8個

それじゃまた