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映画ソムリエ空無人間による、映画批評

紹介する映画を見た事ある人、見た事ない人。どちらも参考になるサイトです。

『ボーダーライン』の感想を一言で言うと、「つまり因果応報」

はい今日は

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ボーダーライン/dvd

 

ボーダーラインを紹介したいと思います。

上の画像は、私が一番心に残ったシーンです。

後述します。

 

このサイトで出てくる人物表

・ケイト=仕事一筋でやり手の女に見えるが、実際の精神は脆い。

・アレハンドロ=妻と子供を惨殺され、復讐の為に冷徹な人間と化した。

ファウスト=ソノラ・カルテルのナンバー3の人物。

・シルヴィオ=妻と子供がいるが、麻薬の運び屋をしている。

 

簡単なあらすじ

・子羊的なケイトが麻薬カルテルに立ち向かっていく話です。

 

この映画を見て

・そうなんです、この映画は何処か「羊たちの沈黙」に似ている気がします。羊たちの沈黙を知らない人は、見てください。とても面白いので。

で、どこが似ているかと言うと、ケイトとクラリスの性格が似ているんですね。二人とも一丁前に正義感は強いくせに、どこか弱い部分がある。そいうった所で重なる部分が多々ありました。

 

この映画をオススメしたい人

・まぁ普通にどんぱちしているのが好きな人。暗い映画が好きな人。ハッピーエンドではない終わり方が好きな人です。

 

 

この下ネタバレ有り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冒頭の画像について

・あれは最後ケイトが打ち拉がれる場面ですね。どうして打ち拉がれてるのかと言いますと、自分の弱さに折れてしまったからです。

最初からノリノリでは無かったですが、やはり挫折感を味わっちゃいますよね。そこまで心を鬼に出来なかったのです。彼女は優しすぎました。

この映画を見ている人は、二通りに別れます。アレハンドロ派かケイト派かに。つまり冷徹だが、目的はしっかり達成するアレハンドロ。正義感は強いが、いざという所で振り切れないケイトか。

仕事の観点から言うともちろんアレハンドロなんですが、人間的なのはケイトではないでしょうか。それを顕著に表しているのは、麻薬運び屋のシルヴィオを殺すアレハンドロのシーンでしょう。

ここで観客は酷いな、と思う事でしょう。ですが一呼吸おくと、彼も悪い事をしていたから当然じゃないかという感情も生まれてきます。その感情こそがケイト派と、アレハンドロ派に二分する理由です。

上の画像はそういった彼女の人間味を垣間見れたので、私が一番気に入ったシーンです。

 

 

感想・メリット

まずシナリオというか、キャラクター造形が深かったですね。先ほど上で書いた通り、対立する二人の感情が交わる事なく平行線に続いていきます。

そしてそれを描く演出も素晴らしかったです。例えば終盤、アレハンドロがファウスト以外の家族を殺した時のファウストの表情とかね。

ここでは自分のしてきた事の意味がようやく分かった。がこいつを殺したい、という複雑な念も読み取る事が出来ます。

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ボーダーライン/dvd

 

 

感想・デメリット

一つは安易すぎるといった所でしょうか。

簡単にアレハンドロがファウストに辿り着く事が出来ました。普通、ナンバー3ぐらいなら厳重すぎる警備の中で暮らしていてもおかしくないです。いつ殺されるか分からないですからね。ですが門に数人いるだけでした。殺してくれって言っているようなものじゃないですか。

ファウストに近づく時も、広場で銃撃戦があっても良かったです。その方がファウストの家族が今から起きる事を予測し、絶望感が高まったと思うので。

 

まぁ今日はそこまで

星10個中7.5個

それじゃまた